藤塚町にあるキムチ専門店「呂花」。店内にある冷蔵庫には、カメに入ったさまざまな種類のキムチがずらり。手作りのキムチは、とても丁寧な作業をひとつひとつ積み重ねて出来上がります。

白菜キムチの場合、洗った白菜の葉の一枚一枚にまんべんなく塩をすり込み1～2日ほど天日干しします。味つけの決め手となるスープは昆布やジャコなどからダシを取り、もち米を入れて白菜にスープがよく絡むようにねばりをつけます。さまざまな素材が混ざり合ってできたコクのあるスープは、キムチの辛さに旨味と奥行きをプラスした極上の仕上がり。

「良い材料と手間ひまがかかる作業、どれかひとつでも欠けたら、おいしいキムチにはならない」と語る店主の松山さん。妥協せずに選んだ材料と、手間をおしまない仕事がもたらすキムチは、遠方から予約して訪れるというファンの多さも納得のオモニの味です。100gからの量り売りなので、いろんな種類をお好みの量でどうぞ。
（取材：にょろにょろ）