多賀町にあるビルの三階まで登ると、全40席という広い客席が広がる「茶房 凜」。ワンフロアを全て使った店内は窓からサンサンと光がふりそそぐ明るい雰囲気。テーブル同士の間隔もゆったりとってあるので落ち着いて食事を楽しめます。

店主の川辺さんのモットーは化学調味料を使わない、体にやさしい手作りの料理をランチで提供すること。自分が食べて安心できるものにこだわり、揚げ物をした油は、酸化がすすむためその日で廃棄するという徹底振りです。

この日は第一、三水曜のみ登場するという人気のちらし寿司を取材させていただきました。旬のたけのこを始め、甘く煮た高野豆腐、歯ごたえのいいフキ、エビなどが具材。生活雑排水がなるべく入らない水源で栽培したお米で作られた酢飯は透き通るような瑞々しさです。マンゴーソースでかかれたニッコリマークがかわいいデザートは、自作したカスピ海ヨーグルト。やさしい酸味でマイルドな味わいです。体の中がきれいになりそうなランチをぜひ。
（取材：にょろにょろ）